リンクなどの仕組み
リンクをどうやって作るかの話
11tyはコレクションというオブジェクトにたいてい全部入ってる
どこかで書いたかも知れませんが、全てのブログ記事には表示されませんがpostsというタグが自動でつきます。それとは別でtags: - somethingと好きなタグを付けられます。
ここから、
<ul>
{%- for post in collections.posts -%}
<li>{{ post.data.title }}</li>
{%- endfor %}
</ul>
こういうふうに書くと、for post in collections.postsは、すべての記事にデフォルトで付いているpostsとついてるtagの記事の集まりから一つずつ取り出して、それぞれを処理できます。
ひとつずつ取り出すというのは、post[0]、post[1]、post[2]...というように順番にということです。
すべての記事を一覧にしてみると
- ページネーション用 ページ1
- ページネーション用 ページ2
- パーマリンク
- こんにちは、11ty!
- 説明書
- Markdownテスト
- リンクなどの仕組み
- 本日 2026/05/28 のピックアップ
しかしこの記事のリストにはリンクがありません。この記事にリンクを付けるとすると、
<ul>
{%- for post in collections.posts -%}
{%- set link = post.url -%} {# ここ #}
<li>
<a href="{{link}}" title="記事へのリンク"> {# ここ #}
{{ post.data.title }}
</a> {# ここ #}
</li>
{%- endfor -%}
</ul>
このようにして、set link = post.urlでlinkを定義して、linkに書く記事のアドレスが入るようにします。すると、<a href="ここにlink">とすればアドレスが入りリンクになるという寸法です。
しかし、これを見ると今見ているページのリンクも入っています。これは不要です。別のページに行くためのリンクなので。意図として全てのページを表示するなら間違っていませんが他のページに行くためのリンクとした場合、今見ているページと違うものだけをリストアップしたいと考えます。
今見ているページのアドレスは、page.urlで取得できます。そのため、
<ul>
{%- for post in collections.posts -%}
{% set link = post.url %}
{% set currentViewUrl = page.url %} {# ここ #}
{% if link != currentViewUrl %} {# ここ #}
<li>
<a href="{{link}}" title="記事へのリンク">
{{ post.data.title }}
</a>
</li>
{% endif %} {# ここ #}
{%- endfor -%}
</ul>
このようにして、見ているページのアドレスと違う記事だけを取り出すこともできます。同じなら除外するということです。
以下はそれぞれがどう違うかの実際の出力((htmlで手入力したものではなく、11tyが出力した物))の比較。
全部の記事
しかしこれをトップページでもこういう仕組みで記事リストを表示してありますが、記事の順番が違いますよね?これはフィルターを利用しているわけです。
<ul>
{%- for post in collections.posts | reverse -%} {# ここ #}
{% set link = post.url %}
<li>
<a href="{{link}}" title="記事へのリンク">
{{ post.data.title }}
</a>
</li>
{%- endfor -%}
</ul>
これでトップページと同じ並びになります。これらは例えば関連記事を表示したいと言う場合に使えるかと思います。
- どのタグをコレクションするか
- 今見ているページを除く
- 新しい記事から並べる
これらで実行できるかと思います。タグが同じものの中から新しい記事順に並べるだけですが。タグは関係なく、すべての記事の中からランダムに取り出すとか、日付で範囲を絞るとか色々できるかと思いますが、それらは何らかの方法をeleventy.config.jsで行い、コレクションを作る必要があるかと思います。
上記で、最初のfor ~の部分に| reverseありますが、これがフィルタです。デフォルトで備わっているものもあれば自身がeleventy.config.jsに追加してフィルターを作ることもできます。この最小構成のVidPickでは5つ、便利そうなフィルターを用意してあります。
どういう時に使いかはアイデア次第ですが、トップページの日付を表示している部分にも既に使用されています。
<time datetime="{{ post.date | dateISO }}">{{ post.date | dateJP }}</time>
同じpost.dateですが使用する場所で内容が変わっています。
<time datetime="2026-03-01">2026年3月1日</time>
どういう形式がよいのかで自身で変更しても良いですし、フィルターを作ってパイプ(|)で繋げば良いだけです。フィルターはちょっとJavaScriptがわからないと作れないかも知れませんが、どういう事をしたいのかをAIに伝えれば作ってくれます。
その時には、どういう値がそこに入っていて、どういう形式にしたいのかを伝える必要もあるでしょう。
最初にdateISOフィルタ部分を外しておいて、同じtimeタグを見てみると、
<time datetime="Sun Mar 01 2026 09:00:00 GMT+0900 (日本標準時)">2026年3月1日</time>
こういう値に表示されます。つまり、この値をフィルタの部分で違う値に書き換えるように設定してあるということです。この値を自分がこうしたいという値でAIに聞けばよいということです。
その時にAIはたいてい多くの人が利用できるレガシーな古い形式で返答するので、モジュール形式のeleventy.config.jsを利用していると付け加えて下さい。
更にこういったコードをシンタックスハイライトで色付するには、別途11tyのプラグインを利用する必要があります。
こういったプラグインに関しても、AIに聞けばわざわざ英語のドキュメントを読まなくてもAIが対応してくれるでしょう。公式にはないけれどもnpmでありますよ、というAIの返事があればどのようにしてインストールし、どのようにして使うかを聞けば答えてくれます。
それを何回か繰り返せば、こういう時にはこうすれば良いと方法がわかるようになります。
最小構成で公開しているのは面倒ですがそれら方法を知ることでより深く学べると思うからです。
ページネーションを使うには
記事が増えてくると、次のページ、前のページとしてページネーションをつける方が、縦に伸びていく一方のページがコンパクトになりわかりやすくなりますよね?そういう場合には、その名もそのままのナビゲーションを利用します。
src/index.njkのフロントマターに次のような項目を追加します。
元々のフロントマター、
---
layout: base.njk
title: Home
---
変更したフロントマター
---
layout: base.njk
title: Home
pagination:
data: collections.posts
size: 5
alias: posts
reverse: true
---
この時に問題になることが1つ。現在のトップページ(src/index.njk)では、for ~ | reverseとすでに新しい記事が一番上に来るようにしています。しかし、ページネーションを付ける場合、これは修正する必要があります。
<section class="post-list-section">
<div class="post-list">
{%- for post in collections.posts | reverse -%} {# ← ここ #}
<article class="post-card">
このフィルターをまず取り除いて、更にフロントマターで書いたページネーションで作成したエイリアスのpostsに変更します。
<section class="post-list-section">
<div class="post-list">
{%- for post in posts -%} {# ← ここ #}
<article class="post-card">
こうしておきます。
pagenation: の項目は、
| 項目 | どういう働きか |
|---|---|
data |
どのコレクションを利用するか |
size |
1ページに何件出すか |
alias |
分割されたデータをなんと呼ぶか |
reverse |
新しい順にするか |
aliasをpostsとすることで、collections.postの代わりに、そのページに割り当てられたsizeで指定した件数をpostsと言う名前で利用できるようになるわけです。
これで準備ができたので、次は、どういうアクションでこれらページを切り替えるかを作成します。これらをページネーションを入れたい場所に組み込みます。
<nav>
{% if pagination.href.previous %}
<a href="{{ pagination.href.previous }}">← 前のページ</a>
{% endif %}
{% if pagination.href.next %}
<a href="{{ pagination.href.next }}">次のページ →</a>
{% endif %}
</nav>
これで 「前のページ」 「次のページ」 のリンクができるようになります。記事が少ない内はこれで良いですが、記事が増えてくるとページ数で実装したいということもあります。
11tyはsizeの値で分割したそれぞれのページのurlを最初からpagenation.hrefsに保持していて、これをnunjucksのforでループさせれば、ページ番号が作れます。
<nav class="pagination-nav">
<ol class="pagination-list">
{# 全ページのURL(hrefs)を1つずつ取り出す #}
{%- for pageEntry in pagination.hrefs %}
<li>
<a href="{{ pageEntry }}"
class="pagination-link {% if page.url == pageEntry %}is-active{% endif %}"
{% if page.url == pageEntry %}aria-current="page"{% endif %}>
{{ loop.index }}
</a>
</li>
{%- endfor %}
</ol>
</nav>
このままだと、数字がでてくるだけです。.pagination-listに対してスタイルを当てれば横並びにもなりますし、その中にあるliにスタイルすればボタン風にもできるでしょう。